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ジスロマックの副作用で下痢の症状が続く?

ジスロマックは、マクロライド系抗生物質アジスロマイシンを主成分とする抗菌治療薬として、性器クラミジア感染症や深在性皮膚感染症、喉頭炎、急性気管支炎、肺炎、歯周組織炎、尿道炎などの治療に用いられています。
ジスロマックは、医薬成分を甘くコーティングした小児用の細粒もあるほど安全性が実証されている抗菌治療薬ですが、発症頻度の高い副作用として軟便や下痢が知られています。
ジスロマックは、クラミジア属やマイコプラズマ属、レンサ球菌属、肺炎球菌など適応菌種の増殖と成長に必要とされるタンパクの合成を阻害する事で適応菌種を弱らせ殺菌します。
腸内細菌も同様に殺菌しててしまうので腸内環境が崩れ摂取した食べ物から充分に水分吸収が行われず、水分量の多い下痢や軟便となる副作用を発症してしまう服用者が多くいます。

特にジスロマックSRは、マクロライド系抗生物質エリスロマイシンに窒素原子を付加したアジスロマイシンを主成分とするだけではありません。
医薬成分を長期間安定的に徐放するマイクロスフェア製剤を導入する事で胃酸による影響を抑制すると共に胃部の不快を大きく軽減されています。
マイクロスフェア製剤の徐放性により従来アジスロマイシン力価0.5gの成分量を2gと増量する事を可能とし、性器クラミジア感染症の治療なら1度の服用で完了出来る様に改良されています。
しかし、治療期間中通して腸内細菌に殺菌作用を及ぼしてしまうので、下痢や軟便を予防する為に乳酸菌を用いた整腸剤の服用など腸内環境を整える事を心掛ける必要があります。

ジスロマックは、服用により下痢や軟便などの副作用を発症する服用者もいますが、マクロライド系抗生物質の中では下痢や軟便などの副作用の発症リスクが低い抗菌治療薬とされています。
作用機序も適応菌種のタンパク合成も行っているリボゾームの30Sサブユニットに対して選択的に作用します。
40Sサブユニットと60Sサブユニットで構成されている人間の細胞には影響が無い安全性の高い抗菌治療薬ですが、ジスロマックは抗生物質なので他剤と飲み合わせる時には事前に医師に相談する必要があります。

ジスロマックと飲み合わせ注意

ジスロマックは、必要に応じて妊婦や小児に対して投与されている安全性の高い治療薬です。
マクロライド系抗生物質の中では飲み合わせが禁忌とされる医薬品は少ないとされていますが、シクロスポリンやワルファリン、制酸剤、メシル酸ネルフィナビル、ジゴキシンなどの飲み合わせには医師の指示が必要とされています。
また、肝臓の負担増や吸収率の低下、過剰な血中濃度の上昇などを引き起こすアルコールや、含有されているカルシウムなどのミネラル分が医薬成分の吸収率を低下させてしまう乳製品は控えましょう。
また、薬物代謝酵素の働きを阻害し医薬成分の血中濃度を上昇させるグレープフルーツジュースとジスロマックの飲み合わせも注意する必要があります。

ジスロマックは、従来の治療薬に比べて薬物代謝酵素の働きを阻害する鉄複合体の生成が無く免疫抑制剤との相互作用の心配は少ないとされています。
シクロスポリンとの飲み合わせは薬物代謝酵素の働きが阻害され血液中の医薬成分濃度が過剰に上昇するとしてジスロマックとの飲み合わせには注意が必要です。
ワルファリンは、血管内で血液の凝固を阻害する医薬品であり、ジスロマックとの飲み合わせで薬物代謝酵素の働きが阻害され血中の成分濃度が過剰に上昇してしまいます。
ワルファリンの作用が増強されてしまうので注意が必要とされています。

メシル酸ネルフィナビルは、細菌の増殖を促進する酵素プロテアーゼの働きを阻害する抗ウイルス薬ですが、ジスロマックとの飲み合わせは成分の平均血中濃度及び最高血中濃度を上昇させてしまうので注意が必要とされています。
制酸剤は、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムなどの成分が胃酸を中和する事でジスロマックの吸収率が低下し、血中の成分濃度が下がってしまうのでジスロマックとの飲み合わせには注意が必要とされています。