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カンジダは性病ではなかった?症状と治療法

薬を飲んでいる女性

カンジダとは、カビの一種である菌が原因で発症する病気のことです。
女性の約20%が経験するほど発症率が高い病気といえます。
ほとんどの方は性病と勘違いしていますが、それは間違っています。
そもそもカンジダ菌自体は、健康な女性の皮膚、口の中、消化管、腟などに普通に存在している常在菌だからです。
カンジダは何故女性がなりやすいのかというと、それは性器の形状にあります。
男性の性器が体外へ露出しているのに対し、女性の性器は入り組んだ構造のため、男性より高温多湿でカンジダ菌が好む環境であるからです。

カンジダが発症する原因の9割は、自己感染によるものといわれています。
もともと健康な状態の時は、善玉菌によって菌の働きが抑えられています。
ただ免疫力が低下した時は、善玉菌の働きが弱まるので、カンジダ症のリスクが高まっていくのです。
例えば、がん治療のために抗がん剤を服用している、妊娠中や風邪をひいている時、ストレスや食生活の乱れなどで免疫力が低下することで発症します。
また、男性の場合、カンジダに感染している女性との性行為で感染することが多いです。

カンジダに感染すると起こる症状は、男性と女性で少々異なります。
まず、女性については一番多い症状が、性器の強いかゆみです。
通常、我慢できないくらいの強いかゆみに襲われることが多いです。
その他にも、性器に熱を感じたり、膣入口付近の痛み、排尿時、性交中の痛みなどもあります。
また、おりもの量が急激に多くなる、カッテージチーズのような固いおりものが出るなどの症状も見られます。

そして、男性の具体的な症状は、亀頭や包皮に強いかゆみ、発赤、白いカスなどが見られるようになります。
そして、ごくまれに尿道炎による腫れ、炎症が起こるケースもあります。
さらに、カンジダは性器に症状が出ると思われがちですが、口の中や唇に湿疹・腫れなどの症状が出ます。

そして、HIVの初期症状として口腔カンジダになる場合もあります。
もちろんごくわずかなケースなので、口腔カンジダになったからといってHIV感染に怯える事はありません。
ただ自分がHIV感染している可能性がある行動を取っていたならば、すぐに病院で性病の検査を受けることが大事です。

カンジダの治療法は病院?市販薬?

カンジダは性病ではなく、自身が保有している菌の自己感染によって発症する病気です。
そして、もしも病気を発症したら、すぐに婦人科、病院の性病科を受診する必要があります。
婦人科は敷居が高いからという理由で、市販薬で治そうとする女性も多いです。
ただカンジダはそう簡単に治療できず、再発症率が高いです。
なので、まずは病院できちんと検査してもらい、症状にあった治療を受ける必要があります。

病院での治療方法は、基本的にカンジダ菌に有効なケトコナゾールなどの抗真菌薬が処方されます。
抗真菌薬は、錠剤を膣に入れて治すタイプの薬です。
その他にも、膣内を精製水で洗う膣洗浄による治療も行われます。
また、外陰部の腫れを抑える軟膏やクリームなどの外用薬を使った治療も行われます。
このような治療をこまめに受けることで、次第に膣内のカンジダ菌の働きを抑えることができます。

カンジダ症は性病では無いので、病院で治療を始めておよそ数日と短期間で症状が軽くなることが多いです。
その証拠に、およそ1週間から2週間程度の治療期間内で、85%から95%の方が症状が良くなるというデータがあります。
ただ治療期間中は、パートナーに感染させないように性交渉を控える必要があります。

病院以外にも、昨今、薬局などでもカンジダの治療用の膣剤、ケトコナゾールが配合されたクリームが販売されています。
ただこのように薬局で販売されている薬の多くが、カンジダの再発治療薬です。
過去に医師の診断と治療を受けた方だけが使うことができる治療薬です。
つまり、自己判断で市販薬を使った場合、症状が悪化することがあります。
よって、きちんと医師の指示を受けてから購入する必要があります。